十三浜わかめ

時期-Season

生わかめ:2月~4月末頃まで

塩蔵わかめ:年中 

 

特徴-characteristics

北上川から流れ込む栄養分と外洋際の荒波にもまれながら育ち、肉厚で歯ごたえのあるわかめ。高値がつくことが多いブランドわかめです。

 

おススメ-Recommend

旬の生わかめを使ったわかめしゃぶしゃぶは見た目も味もGood!

 


◆わかめ養殖

北上地域でわかめ養殖がはじまったのは1959年のこと。当時は主に乾燥わかめを出荷していましたが、次第に塩蔵わかめに切り替わっていきました。毎年10月末頃から種付け作業が行われます。3cmほどのわかめの種を養殖用のロープに挟み込んだ後、海に入れられ3~4カ月で2mにまで成長します。2月~4月末迄は収穫時期。刈り取ったわかめを作業場で茹で上げ塩蔵加工機へ。脱水後に茎や葉などの部位ごとに分けられ、袋詰めを経て商品になります。全て手作業で行われるため家族総出で行われ、1年で最も忙しい時期となります。


 ◆新たな取り組み

 2018年から宮城県漁協北上町十三浜支所青年研究会では地域内でのわかめの人工採苗に取り組んでいます。これまでは種を他産地から購入していましたが、種業者の高齢化が進んでいることや十三浜ブランドの価値向上を目的に進められています。過去にも何度か挑戦していたようですが技術不足や不生育などの理由により定着しなかったようです。NTTドコモからの復興支援(※1)や、宮城県水産技術総合センターからの技術支援を得ながら、自種からのわかめ養殖を確立したいと日々奮闘しています。

(※1)石巻市が株式会社NTTドコモ「東北応援社員募金」事業で採択を受け、その財源を基に青年研究会を補助。同募金は、ドコモやグループ社員の募金に対し、会社が同額を加え被災自治体に対して寄付する事業


 ◆浜のレシピ

わかめは部位によって名称がことなります。ねばねばが美味しい「めかぶ」。コリコリした歯ごたえの「茎わかめ」。ぷりぷり食感の「わかめ」。生わかめは、旬の2月~4月に北上地域にお越しの上、ぜひ新鮮な生わかめをご賞味ください!塩蔵わかめは、右の「浜のお母さんのレシピ」をご覧ください。